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通常、野球の試合の場合、最初に始球式があるのは世界共通です。

アメリカでは1969年にニクソン大統領が客席からボールを投げ入れる形で始球式に参加されたこともありますし、ブッシュ大統領など歴代の大統領も経験しています。

なぜ空振りをするのか、いつから空振りをするようになったのか疑問に思いませんか?

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日本初の始球式

日本にある始球式に関する最古の記録は早稲田大学とアメリカの選抜チームの野球の試合における大隈重信(おおくま しげのぶ)の始球式です。

大隈重信とは、早稲田大学の創設者であり、初代総長です。

政治家でもあり、内閣総理大臣の経験もある大先生なのです。

当時は70歳でした。

日本で初とも言える始球式に大隈重信は「あちら側にボールが届けばいいんでしょうか?」と確認されたと言います。

しかもそのボールは下手からの投球で地面をコロコロと這って一塁側にそれてしまったと言います。

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それでもバッターボックスにいた 山脇正治という早稲田大学の先頭打者は、大先生の投球をボールにしてないけないと思って、わざと空振りをした、といわれていています。

それから現在もどんなへなちょこ玉でも空振りをするという習わしになっていると言います。

なんと!日本で初めての始球式から空振りをする習慣ができていたようです。

 

投手へのリスペクトなのか?

逆にへなちょこ玉ではなく、正真正銘のストライクボールが来たとしてもピッチャー返しを打ってしまうとスポーツ選手じゃない始球式の投手の場合は配慮も含めて、わざと空振りするという説もあります。

いずれにせよ、現在ではこのように打者は、投手役に敬意を払う意味で投球が絶好球でも空振りをする習慣が日本のみならず、アジアもそして野球発祥の国アメリカですら取り入れられているようです。

ただ、中には本気でヒットを打ってしまう打者もいるそうです。

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