私たちが生きていく上で必ず行っていくことの一つが排泄です。
排泄は産まれたときから死ぬまで続くものです。
そのように毎日関わってくるものだからこそ、尿や便は私たちの健康を示してくれるものでもあります。
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よく健康診断で尿検査があるように、尿に病気のサインが見つかることが多いのです。
そこで、今回はそんな尿の臭いや色からわかる病気のサインについてまとめてみました。
尿の臭いがいつもと違うとき
尿の臭いと言えば、アンモニア臭がまず連想されます。
もちろん、この臭いには異常はありません。
ただ、実は健康な尿の臭いはそれほどきつくないのです。
尿が放置されたときに細菌が繁殖して、臭いがアンモニア臭になっていくと言われています。
つまり、排泄をしたときに臭いがきついと言う場合が要注意しなければいけません。
すぐにアンモニア臭がして、いつもより臭いがキツいなと感じる場合は膀胱炎(ぼうこうえん)の可能性があります。
膀胱炎の特徴としては、臭い以外に頻尿や残尿感、排尿時に痛みを感じることがあります。
このような症状があるときは、膀胱炎を疑いましょう。
また脱水症状を起こしている場合でも尿の臭いがきつくなりますので、水分補給をしっかり行いましょう。
他にも尿の臭いが甘ったるく感じるときは糖尿病が考えられます。
糖尿病の場合は少しでも早めに受診することが大切ですので、もし疑わしいときは病院に行きましょう。
■尿の色によってわかる変化
尿の色が毎日全く同じという人はほとんどいません。
ちょっとした生活の変化でも、私たちの尿の色は変わっていきます。
つまり、この尿の色も健康を表す一つのバロメータとも言えるでしょう。
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基本的に尿は黄色ですが、それ以外は何色だとどういったことが考えられるのか?
尿の色別に紹介していきます。
・無色
水分を多く摂っているときは、尿の色は無色に近くなります。
色が無色だけなら、問題ありませんがあまりにも頻尿になっている場合などは尿崩症(にょうほうしょう)なども考えられます。
・乳白色
膀胱炎のときなどには、乳白色の尿が出ることが多いようです。
痛みも伴う場合は、早めに受診するようにしましょう。
・黄褐色(黄色みを帯びた茶色)
脱水症状を起こしているときには尿の色が濃くなります。
尿の色が黄褐色の時は、まずは水分をしっかりと摂って様子を見ましょう。
・赤褐色((赤みがかった褐色)
下痢の薬や赤い飲み物を飲んだときに、まれに赤っぽい色の尿がでることもあります。
ただ、これが血液の場合は病気の可能性が高いのですぐに受診をしましょう。
尿の異変は何科に行くの!?
毎日の行為だからこそ、私たちの体内の変化も出てくる排尿。
毎回細目にチェックするのは大変ですが、色や臭いなどだけでも意識してみると良いかもしれません。
そして、些細なことでも気になることがあれば早めに受診するようにしましょう。
そのときに意外と悩むのが何科に行けばよいのか?という点です。
尿の異常に関しては、まずは泌尿器科を受診することをおすすめします。
尿や便の異常は病気の早期発見に繋がることもあります。
また尿は脱水症状などもわかるので、早めに水分補給をするためのきっかけなどにもなります。
ぜひトイレに行ったときは、尿の変化にも気にしてみてください。
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